【鎌ケ谷市】2024年10月オープンの古着屋アンクロワイヤブルではちょっと変わったお洋服との出会いも。
鎌ケ谷駅近くの以前、ご紹介した「Cafe & Dinner Alba」の同じ2階に古着屋アンクロワイヤブルがオープンしたことを知り、お話を聞かせていただきました。ありがとうございます。
古着屋ののぼりがピンクの建物の前に立っています。階段の手すりにお洋服がかかっていることもあるそうです。撮影に伺った日は、まだ出ていませんでしたが、これからこの脇に立て看板も置かれる予定とのことです。風が強かったので、お靴まで素敵な店主さんにのぼりを持っていただきました。
階段を上がってすぐのお部屋が、お店になっています。3店舗共通の入り口なので、入り口でスリッパに履き替えて入ります。
店主さんは、平日は都内でお仕事をされていますが、これまでもお洋服が好きで、ネットでの古着の販売をされていました。馬込沢駅前にあるmagome coffee projectでも1日限定のポップアップストアを開店された際、目の前でお客様がお洋服と出会う姿を見ると、実店舗で目の前でお客さんに接したいとの思いで、店舗探しを始められたそうです。
そうして探していた時に出会ったこちらの場所の古材を使った窓枠や珪藻土を使った壁などの内装が気に入り、内装に合う什器を選んで、と開店準備を進め、2024年10月5日(土)にオープンを迎えられました。
店内に並ぶお洋服は、どれも一点一点店主さん自らが手に取って選ばれたものです。どの商品も都内で目にするよりも、手に取りやすい価格なので、古着を探されている方にとってはお得に、これから古着に出会う方も気負わず、一歩を踏み出せそうです。
2024年は10月に入っても30度を超えるような気温の日があり、なかなかまだ冬物の準備が進んでいない方も多いかと思いますが、急な寒さにも一枚あるとぬくぬくで過ごせそうなカラフルなフリースなども並んでいました。
こちらは、元のパンツに店主さん自らが絵やメッセージを描かれています。というのも、1960年代頃にアメリカで大学生が卒業の際に、色紙にメッセージを寄せ書きするように書いたメモリアルパンツと呼ばれるパンツが、古着の中でも人気があるそうなのですが、希少価値も高く、なかなか手に入らないので、描いてみようと描いたところ、お客さんからも描いてほしいと要望があるそうです。
どことなく懐かしいような空気が漂うデザインは、布用のペンではなく、本来の寄せ書きの際にも使われたであろう、油性ペンを使って描かれています。洗濯の度に、色あせる所も味が出て愛着がわきそうですね。
可愛いタグも見せてもらいました。こちらのタグは、デニムについているもので、買った時ブカブカだけど、洗濯して乾燥機に掛けるとちょうどピッタリになるよ、という一連の流れが説明されているものだそうです。乾燥してピッタリになるなんて想像するだけで、古着の世界の面白さが広がります。
仕入れているお洋服は、アメリカやフランスのものが多いそうですが、産地を指定して仕入れている訳ではなく、手に取った時にいいなぁ、と思ったものを仕入れているそうです。こちらのダウンジャケットも、背中の部分のフェルトのような素材のパッチワークのデザインが可愛くて、迷わず仕入れたと教えてもらいました。
店主さんは古着に限らず、お洋服自体が好きで、古着の自由度の高さが心地よくて、古着の元々あったものを生かしつつ、新しく価値を付与することも楽しまれています。こちらの鮮やかな青いワークシャツに施されたパッチワークも、タペストリーから店主さんが切り抜いたデザインを縫って作られています。
ジーンズソムリエの資格もお持ちの店主さん。お洋服への静かな熱意がとても心地よくて、古着が好きな方はもちろん、普段古着を着ていない方にも、新しいお洋服への扉が開かれそうです。
2024年10月5日鎌ケ谷駅近くにオープン!ちょっと変わった個性的な古着にも出会えるアンクロワイヤブルはこちら↓