【鎌ケ谷市】東中沢の坂道で50年以上続く八百芳。 村から町へ、町から市へ変わりゆく姿も聞かせていただきました。
東中沢2丁目パークサイドから松戸方面に向かう坂の途中にある八百芳。ふらりと入店したのですが、快く撮影にも応じてくださり、お話も聞かせていただきました。ありがとうございます。
鎌ケ谷市がまだ村だったころから開店
八百芳はこの地で90歳目前の今もお店に立たれるご主人が、一代で50年以上営業されています。以前は現在のパークサイドの場所に精工舎があり、お勤め帰りの方が立ち寄るお寿司屋さん、お蕎麦屋さん、魚屋さんと色々なお店が坂道沿いに立ち並んでいました。現在は次の交差点のお肉屋さんが残るだけとなってしまいましたが、お店が立ち並んでいる頃は、賑やかでした。
お店の面する坂道も開店当初はまだ砂利道でした。向かい側は開けていて桜の木が並び、春は桜がキレイでした。雨が降ると車が坂を登れないこともあったそうです。坂を下り切った辺りは現在では分かりませんが、川が流れていて、おたまじゃくしから孵ったカエルが坂道をぞろぞろ登ってきたこともありました。夏には蛍が飛び交う光景も見られました。
昭和から、令和の今もお店に立ちます
鎌ケ谷は明治22(1889)年の大日本帝国憲法の発布に伴って、町村制が実施され、鎌ケ谷村が誕生しました。その後昭和33(1958)年に鎌ケ谷町となり、昭和46(1971)年9月1日、千葉県24番目の市として、鎌ケ谷市が誕生しました。八百芳も変わりゆく町と共に、歩みを進めてきました。
店内には果物や旬の野菜が並びます。お話を聞かせていただいている間にも、奥から楽しそうにお話をしながら、お客さんが出て来られました。お客さんのほとんどが歩いて訪れるとのことで、皆さんの憩いの場になっているようです。
店舗の隣には駐車場もあり、お車での来店も可能です。坂道沿いの八百屋さん。ちょっと立ち寄ってお声がけすると知らない鎌ケ谷のお話が聞けるかもしれません。※掲載した情報は撮影時点のものとなります。
東中沢で50年以上、変わり続ける鎌ケ谷でお客さんを大切に野菜を販売されてきた八百芳はこちら↓