【鎌ケ谷市】山屋食品株式会社は、創業75周年。鎌ケ谷では、昭和63年の工場設立以来、安心・安全な日本の外食産業を縁の下で支え続けています。
南初富に、山屋食品株式会社の工場があります。工場内を見学し、お話を聞かせていただきました。写真撮影については、衛生面・安全面等に配慮し、撮影いただいたものを提供いただきました。ありがとうございます。
昭和25年ソースメーカーとして創業
山屋食品は1950(昭和25)年東京都江東区清澄にて創業しました。Instagramでも当時の状況について、紹介されています。当時、東京都内だけでも125社あったソースメーカーの最後発として、スタートし、創業時は同業他社からバカにされることもあったそうですが、「誤魔化さない」「正しいものを届ける」という変わらない信念で、2025(令和7)年創業75周年を迎えます。

提供:山屋食品株式会社
鎌ケ谷市には、1962(昭和37)年に工場が新設されて以来、2025年で63年間この地で操業し、現在は200~250アイテムの製品が作られています。名前を聞けば誰でも知っている、全国の大手外食チェーンや、宅配ピザ屋などでソースやケチャップ等様々な製品が採用されているので、山屋食品の名前を直接目にする機会がない方も、いつも口にしている味かもしれません。
原料のトマトへのこだわり

提供:山屋食品株式会社
美味しさを追求して、素材の選択にこだわり、良質な素材を求めて、世界各地に直接買い付けに赴き、直接目で見て選んだトマトが使用されています。

提供:山屋食品株式会社
広大な農地で、たっぷり太陽を浴びて、真っ赤に完熟したトマトは、ホールの状態で仕入れることにもこだわっています。
人の手と目と機械によるチェックで安心・安全を

提供:山屋食品株式会社
ホールトマトは、缶に詰められた状態で入荷します。1日3000缶のトマトが、開けられ、目視で皮や茎などを除去して製造工程が進みます。皮は廃棄されるのではなく、濾して食感が残らないように製造する他の製品に使用されるなど、環境への配慮もされています。

提供:山屋食品株式会社
なめらかな状態になったトマトです。この後、塩、砂糖、胡椒などスパイスで味付けし、煮込みます。

提供:山屋食品株式会社
出来上がったトマトソースは、甘み、酸味、塩分量などが毎回チェックされ、安定した品質の製品が届けられています。画像のトマトソースは、熱々の状態で3キロずつ袋詰めされ、水冷式の冷却器を通して温度を下げます。冷却器から出てきたトマトソースは、1箱に6袋ずつ箱詰めされて、全国に出荷されます。
鎌ケ谷市内の小学生たちも驚きの一日の生産量

提供:山屋食品株式会社
コロナ禍前までは、市内で見学を希望する小学校の3年生が、製造の様子を社会科見学に訪れていました。

提供:山屋食品株式会社
小学生たちが見学に訪れた際も、びっくりするのは、その大きさだそうです。ミートソースに入る牛豚ひき肉は、一度に約200キログラムが炒められます。

提供:山屋食品株式会社
山屋食品では、年間5000トン。一日23トンの製品が製造されています。カレーは、一度に600キログラム製造されます。1人前200gということで、3000人分が作られます。鎌ケ谷市内の令和7年5月1日現在の中学生の数は、2563人ということで、市内の中学生全員が食べられる量です。
安心・安全な商品を鎌ケ谷から

提供:山屋食品株式会社
山屋食品の製品の8割は、外食チェーン店などの依頼を受けて製造から手掛けたソースや、ピザソースなどです。一般向けの商品は直接工場で購入することはできません。現在、見学等は実施されていませんが、市内の見学を希望する小学校の3年生には、ケチャップとソースをプレゼントされています。

以前に撮影
鎌ケ谷ふるさと産品にも、選ばれている、ケチャップや各種ソースは、イオン鎌ヶ谷ショッピングセンター1階の鎌ケ谷ブランド館で購入することができます。
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