【鎌ケ谷市】唯一の無形文化財『おしゃらく踊り』が『おしゃらく音頭』として小学生に踊り継がれています
『おしゃらく踊り』ご存じですか?大々的にイベントが開催できない時期だったこともありますが、知らない方も多いかと思います。今、鎌ケ谷市立道野辺小学校で小学6年生の有志によって『おしゃらく音頭』として踊り継がれていると知り、お話を伺ってきました。
道野辺小学校は、鎌ケ谷市東道野辺にあります。撮影に伺った日は、約20名が休み時間に練習する姿を撮影させていただきました。ご協力ありがとうございます。
『おしゃらく踊り』は、軽井沢地区に伝わり、おめでたい席でおしゃれをして踊る姿のおしゃれがなまり、「おしゃらく」と名がついた踊りです。鉦や太鼓、三味線の音に合わせて扇を使って踊ります。鎌ケ谷市には保存会もありますが、ご年配の方が増え、披露する機会も減ってきていたことから市民にもなかなか伝わっていません。
せっかくの文化がこのまま途絶えるのはもったいないと、10年ほど前に鎌ケ谷市内の小学校で子どもたちにダンスを楽しむ一環として、『おしゃらく音頭』として編曲されました。リズミカルでダイナミックな振り付けをし、歴史と共に子どもたちに伝える取り組みが始まりました。
現在、今回撮影させて頂いた道野辺小学校を始め、鎌ケ谷小学校でも踊り継がれているそうです。振付の中で扇をパッと開いたりする動きは難しそうですが、一斉に扇を広げる姿は迫力がありました。
今後、子どもたちが成長していき、『おしゃらく踊り』も『おしゃらく音頭』もお祭りの定番になるよう担ってくれる日が楽しみです。
情報提供にご協力いただいたMさん、Yさんありがとうございます。
『おしゃらく音頭』で『おしゃらく踊り』の歴史を語り継ぐ道野辺小学校はこちら↓