【鎌ケ谷市】鎌ケ谷で大切に育てられた、美味しい梨が並ぶ共進会が開催されました。
少しずつ秋らしくなってきて、市内の梨の直売所に並ぶ梨の種類も幸水から豊水へ、かおりなども並ぶようになってきました。2024年9月6日(金)市内で大切に育てられた梨を展示、審査する共進会が開催されました。
共進会とは、広辞苑で調べると産業振興の目的で、農作物や工業製品を出品させ、一般に展覧して品評・審査する会。と書かれていました。鎌ケ谷市での共進会も長年開催されており、市内の梨農家の皆さんが丹精込めて育てた梨を厳正に審査、評価しています。当日は、開庁前からシーズン中で大忙しの梨農家の方々によって搬入された梨がずらりと並びました。
共進会では、鎌ケ谷で生産されている代表的な品種の幸水と豊水を一年おきに取り扱っています。2024年は甘みと酸味のバランスが絶妙な豊水が対象です。一箱に大ぶりの梨が7個入っていました。色や見映えなども評価されます。
実際に梨をカットして、糖度を計測する作業が行われていました。果物を食べた時の、食レポのイメージから、甘いほど美味しいように思いがちですが、梨はシャキッとした食感も魅力の一つ、ただ糖度が高ければいいというものでもないと教えていただきました。
梨の食感も小さくカットして、確かめられていました。みずみずしさやシャキっとした食感など1つ1つ厳正に審査が進められていました。
今回のこの共進会の開催や、例年10月に産業フェスティバルと同時開催される農業まつりでは、4Hクラブ(20~30代の農業に携わっている農業家の全国的な団体)の皆さんも中心となって参加されています。4Hクラブの皆さんが育てている落花生を例年産業フェスティバル開催時に出品されていますが、2024年は産業フェスティバルが1か月早く開催されることもあり、農産物は予定が変わったからとすぐに生育が追いつくわけではないので、今回は農業まつりの参加ではなく、10月下旬に市役所での販売を予定されています。
出品された梨は、審査が終わり12の賞が決まりました。賞に選ばれた梨は広報かまがやにも掲載予定だそうです。午後からは、毎年良い梨が集まると楽しみに事前に申し込みされた方の中から、抽選で選ばれた方への販売が行われます。鎌ケ谷市は市の面積も小さく、住宅街と梨園が隣接しているような地域がほとんどです。お家の近くの直売所で採れたての梨が購入できるのは、鎌ケ谷の秋の楽しみの一つです。秋が進むにつれ店頭に並ぶ品種も変わり、これからも長く愛され続ける鎌ケ谷の梨を食べて、秋も健やかに過ごしたいものです。
2024年9月6日(金)共進会が開催された鎌ケ谷市役所はこちら↓