【鎌ケ谷市】小さい頃から焼き芋が大好き。週末だけ住宅街に小さな壺焼き芋屋が開店します。
2025年2月1日より、販売を再開された住宅街の壺焼き芋屋さん壺美(つぼみ)。2025年最初の営業日にお話を聞かせていただきました。ありがとうございます。
東中沢の住宅街に、壺焼き芋ののぼりが立っていました。店主さんは平日はお勤めをされており、土日のみ営業されています。2024年の2月3日にオープン。近所の小学生からもお家の角が「焼き芋屋の角」と呼ばれるなど地域に親しまれています。
小さい頃から焼き芋が大好き
店主さんは、小さいころから焼き芋が大好きで、幼い頃は焼き芋の移動販売の声が聞こえると、おじいさんにお願いして、買いに行っていたそうです。お芋の天ぷら、大学芋などお芋はなんでも好きだったそうですが、やっぱり、お芋本来の味が楽しめる焼き芋がその中でも、お好きと教えていただきました。
そんな焼き芋好きが高じて、お店に買いに行くより、自分の好きな時に焼きたてが食べたい、と専用の壺を購入して、焼き方を習いに岐阜まで通い、焼き始めたそうです。最初は、火起こしも焼き加減も分からない所から、一つ一つ焼いては試し、お店を開かれるまで1年半かけて、準備を進めてこられました。
そんな成果が認められ、習っていたつぼ焼き芋伝道師会から、「つぼ焼き芋のプロ」として認められた修了証もお店に飾られています。
お店づくりは手づくりで
営業中以外は普通の住宅として使用されているため、営業中だけ、設置できるよう大工さんにお願いして、窓枠や壺を出し入れできるような仕組み、雨戸のカバーなども付けられていました。こちらの可愛いのれんも、店主さんのお母さまの手づくりだそうです。
ショップカードは、店主さんのお兄さんがデザインのお仕事をされているということで、この色が良い、こういうデザインが良い、とたくさんの要望を伝えて形になったものだそうです。ご家族の温かい応援が、感じられます。
メニュー
メニューは、熟成壺焼き芋、熟成冷やし壺焼き芋、干し芋、冷凍壺焼き芋です。基本的に、お芋は茨城県産もしくは千葉県産の美味しく熟成された紅はるかを使用されています。LとMを一つずつ購入しました。重さを量って分けているので、長さなどの見た目がMの方が長い場合もあるそうです。干し芋はご厚意でいただきました。ありがとうございます。
焼いている所も見せていただきました。壺は触れないほど熱々ではなく、じんわり温かく壺からの反射熱でお芋がじっくり焼けるそうです。お芋の太さや大きさによって加熱の時間も変わってくるそうです。皮と実の間に栄養があるということで、皮まで美味しく食べられるのが壺焼き芋の魅力のひとつだそうです。
お庭には、テーブルと椅子が置かれていました。そこに座る大きなぬいぐるみのクマが手に持っているのもさつまいも。お天気のいい日は、ちょっとこちらでお芋を食べることもできます。
撮影に伺った日は、安納芋が入っているということで、安納芋もご厚意で、いただきました。ありがとうございます。皮の色が紅はるかより薄いのですが、中身は鮮やかな黄色でした。しっとり甘くて、最初は手で少しずつ折っていただきましたが、直接かじると下の方からじゅわっと蜜が染み出してきました。
しっとりした甘さの紅はるか
焼き芋は、スタンプの押してある紙袋に入っています。
パキッと割った所です。お芋はねっとり甘くておいしいです。2025年もお芋の状態を見極めながら、夏頃までの営業を予定されています。
四角い干し芋は食べやすさも◎
干し芋は、一般的にはスライスした平べったいものが多いですが、皮ごと食べられる壺焼き芋を生かして作れないかと、キューブ状にカットされた干し芋を採用されています。これまでにも、ママさんバレーの休憩時のおやつや、バレエをされているお子さん等がささっと食べられるとまとめて買っていかれるお客様もいらっしゃるそうです。
実際いただいてみました。程よい噛み応えがあり、つまんでも手も汚れないので、おやつにも重宝しそうです。忙しい朝ごはんなどにもパッと開けてササっとつまめるので、食の細いお子さんなどにも喜ばれそうです。
今シーズンも2025年2月1日より営業再開。住宅街の小さな壺焼き芋屋壺美はこちら↓